作成日:令和4年5月2日
ゴルフというと「ルールやマナーに厳しいのでは?」「敷居が高くて難しそう…」なんて思われがちですが、覚えるべきことは意外と数える程度しかありません。いくつかのポイントをきちんと把握しておくだけで、初心者でも恥をかくことなく楽しむことができます。
まずは基本的なルールとマナーをご紹介しますので、しっかり読んだうえで充実したゴルフライフをスタートしましょう♪
基本的なルールとマナーを把握しイメージができたら、いよいよ練習場デビュー! 最初は緊張するかもしれませんが、一度もボールを打ったことがない人でも周りに迷惑をかけることなく満喫できる方法をお教えします。
誰でも気軽に立ち寄れる打ちっぱなしの練習場から、技術をしっかり身につけたい人にピッタリなゴルフスクールまで、ぜひチェックしてみてくださいね。
初めての時は「ボールがまっすぐに飛ばない」「うまく距離が伸ばせない」ということもしばしば。しかしここで諦めるのはまだ早いです。コツと練習法さえ分かれば、初心者でもあっという間に成長できます。確かな手応えを感じられるようになるために、基本となる7つのステップを習得していきましょう。(この7つのステップについては、後述する項目3でご紹介しますね)
初心者はもちろん、アマチュアゴルファーでも悩みの多い〝スライス〟と〝フック〟。この2つの代表的なミスに関して、きちんと原因を分析し対処していくことが、ゴルフの上達には必要不可欠と言えるでしょう。しかしクリアすればゴルフライフがもっと充実したものになるはずなので、その対策をいつもの練習に取り入れてチャレンジしてみてください。
ゴルフにはウェアに関してもいくつかマナーがありますが、決して堅苦しいものではありません。ゴルファー同士が気持ち良くプレーするための心構えとして、最低限守るべきマナーをご紹介します。ゴルフ場によってもルールはさまざまなので、詳しくはゴルフ場のHPをチェックするか、直接電話などで問い合わせてみると確実です。
ゴルフは決められた場所からボールを打ち、決められたカップに入れるというシンプルなスポーツです。これを様々なコースで18回行い、合計でいかに少ない打数でコースを回れるかを競います。この打数をスコアと呼び、最もスコアが少ない人が勝つということになります。
ゴルフのスコアは、ホールをスタートするエリアからカップインまでに打った数を1ホールずつカウントします。ただし、これ以外にもスコアが加算される場合がありますので覚えておきましょう。
練習場らしきものは見たことがあっても、初めてだとどのように受け付けして良いのやら分からず、二の足を踏んでしまうこともしばしば。そんな時は、身の回りのゴルフ経験者が行きつけにしている練習場に、まずは連れて行ってもらいましょう。職場付近であれば、同僚や上司も誘いやすいでしょう。
営業時間は場所によって異なりますが、土日祝日は早い時間からオープンしているところが多く、比較的混み合います。予約システムがあれば利用すると良いでしょう。午後に行くと長時間順番待ちなんてこともあるので、予約システムがない場合も午前中に行くのが賢明です。
着替えは事前に済ませておくのが良いでしょう。また、クラブとシューズはまだ持っていなくても、1本100円ぐらいで借りることができます。はじめはアイアンのPW(ピッチングウェッジ)だけでも問題ありませんし、1本だけだとちょっと…と思う人も2~3本あれば充分です。
ゴルフのレッスンを受けられる場所は、スイングの練習ができる「ゴルフスクール」か、実際のコースで指導を受けられる「ゴルフ場のレッスン」の2種類があります。ゴルフスクールにも、インドア(屋内)とアウトドア(屋外)がありますが、特に初心者にオススメしたいのはインドアレッスンスタジオです。
インドアのスクールは、室内で短い距離にあるネットに向かってボールを打つスタイル。空調が完備されているため、天候に左右されないのが有り難いです。動画でスイングフォームを確認できる解析機や、シミュレーションゴルフが備えられているところがほとんどで、初心者でも自分の悪い部分をすぐに理解・改善できるのが最大のメリットです。
< 店舗一覧 >
横浜ハマボール イアス店
桜木町クロスゲート店
川崎チッタ店
まるひろ南浦和店
まずは左手のグリップから。3種類ありますが、まずはベーシックな〝スクウェアグリップ〟を習得しましょう。
クラブのグリップにはメーカー名やブランド名、ロゴなどの印が入っています。その印のやや右側に親指を置き、軽く前屈みになって握ってください。この時、手のひらをクラブの裏側にまわし入れないよう気をつけましょう。親指がクラブに対してまっすぐになるようにするのがポイントです。
次に右手のグリップですが、これも3種類に分けられます。右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる〝オーバーラッピンググリップ〟は、左手主導のスイングがしやすいのが特徴。また、右手の小指を左手の人差し指と絡める〝インターロッキンググリップ〟は、左右の手に一体感を感じられやすいので、女性や年配の方にオススメと言えます。野球バットのように持つ〝テンフィンガーグリップ〟もありますが、あまり一般的ではありません。
ゴルフ用語でよく聞く〝アドレス〟とは、ボールを打つために構えることを指します。ポスチャー(姿勢)、スタンス(足の位置)を決め、クラブをソール(接地)させることでアドレスが完成します。まずは背筋を伸ばしてまっすぐ立って、股関節から上を前傾させます。重心は拇指球に置き、手は左太ももの内側あたりに。左右・前後方向の適切なボール位置を考え、クラブと背骨とが直角に交わるように、ボールと自分の体・クラブとの距離を決定しましょう。
スイングの始動〝テークバック〟をして、手元が腰の位置まで上がり、クラブシャフトが地面と平行になるあたりのことを〝ハーフウェイバック〟と言います。この時、ボールと狙った方向を結んだターゲットラインとクラブシャフトとが、きちんと平行になるよう意識しましょう。また、スイング中に体の軸がブレて体重が左右に流れてしまうことを「スエー」と言います。スエーにならないよう、背骨を軸とし、それを極力動かさないように気をつけながらバックスイングすることが大切です。
二の腕と地面とが平行になった時、注意すべきは腕とクラブとか直角になっているかどうかです。正面から見るとクラブが真上を向き、L字のようになっていればOK。あとはその角度を維持したままトップまで振り上げてください。バックスイング中に左手の手首を親指側に折るこういった動きのことを〝コック〟と言い、ゴルフでは非常に重要な動作になりますので覚えておきましょう。
グリップが右肩の上・やや後方のあたりにくるのが、トップの正しい位置・高さです。トップからダウンスイングにかけてコックの角度をキープし、適切なタイミングで解くことができれば、飛距離も方向性も伸ばすことができます。ダウンスイングでは、おへそをターゲット方向に早い段階で向けていくよう注意しましょう。下半身がリードし、そのあとに上半身、そしてクラブヘッドの切り返し、という順序になるのが大事です。
クラブがボールに当たる瞬間〝インパクト〟は、クラブと左腕とか一直線な状態であることが理想的です。一直線になっていないと、弾道や飛距離に影響が生じてしまいます。インパクトまでコックをキープする意識でスイングしましょう。※実際にはグリップが右足前にきた時点でコックを解く(リリースする)くらいでOK
インパクトまでキープしたコックは、インパクト後の〝フォロースルー〟で自然とリリースされます。この時、両手を左右に回し、腕をひねって反転させる〝ターンオーバー〟という動きに入るのが適切なスイングです。左腕と地面がおよそ平行になった際、グリップエンドがターゲットライン上に向くようにするのが理想的と言えるでしょう。
「ボールが飛んだ後の動きは関係ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、フィニッシュにはそれまでの流れの結果が体現されています。正しい形になっていれば、それまでの流れも適切だったという証拠なので、最後まで確認を怠らないようにしましょう。
肩と同じくらいの高さに二の腕が上がり、ちょうど地面と平行になるのが正しいフィニッシュです。加えて、左前腕の向きが地面に対して垂直になっていれば、スイング中に正しく腕を使えています。
利き手の方向にボールが大きくカーブを描いて飛んでいく弾道のことを指します。クラブヘッドがアウトサイドインの軌道で入り、インパクト時にフェースが開いてしまう〝プルスライス〟。クラブヘッドがインサイドアウトの軌道で入り、インパクト時にフェースが開いてしまう〝プッシュスライス〟。そして、全体的な動き自体は問題はないけれど、インパクト時にフェースが開いてしまう〝ストレートスライス〟の、3タイプがあります。
スライスとは反対に、利き手の逆方向に飛んでいく弾道のことです。フェースがターゲットに対して閉じていたり、内側から外側に振り抜くインサイドアウトになっていることが大きな原因でしょう。
インパクト時にフェイス面が開いたり閉じたりすることで起こるフックとスライス。まずは、背骨の傾きを垂直にしてアドレスしてみましょう。自身の背骨が、アドレス時とインパクト時で極端に傾いていないかを確認するのが大切です。背骨が右に傾いてインパクトするとスライスしやすく、逆に左に傾いてインパクトするとフックしやすいということから、自分のベストな背骨の傾きを意識して微調整していけば、きっと改善の道は開けるでしょう。
ゴルフは紳士淑女のスポーツであり、適切な服装を着用することも大切なルールです。ゴルフ場には、それぞれ独自のドレスコードがあり、それに反してしまうと入場できないこともありますので、しっかりと事前確認をしておくのが賢明です。また、プレーする時だけでなく、行き帰りに関してもしかり。ビジネスカジュアルなスタイルを意識すると良いでしょう。
男女ともに、トップスはジャケットや襟付きシャツ、靴はゴルフシューズ着用、サンバイザーなどの帽子持参が基本。夏場はジャケット不要なところがほとんどですが、襟のないTシャツやタンクトップはNGです。また、プレー中はシャツインがマストなので、女性もベルトを着用しましょう。
<ボトムス>
●男性・・・綿パン、チノパン、ストレッチ性のあるゴルフ用パンツなど
●女性・・・ロングパンツ、スカート(キュロットスカートも可)など ※ただし丈には注意が必要です。
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